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なんともいえない。

どうも。

先程「秒速5センチメートル」を見終えました。

すごく面白い話だった、と思う。

なんでこんな曖昧か、というと物語の本質がまだ理解できてないから。

でもなんだか切ない気持ちになって

なんだか、ね。

悩んじゃいます。

折込には『自らの歴史』の整理を。

書きながら、口に出しながら考えるって言うのは

すごく頭の整理になるんですよ?是非試してみてください。



狂えるなら、死ねるなら、泣けるなら、今此処に俺はとっくに居ない。

5年ほど前にもう死んでたし、狂ってたし、文字通り涙が枯れるまで泣いてただろう。

友人が、家族が、親戚が、「枷」なのだ。本来の意味で孤独ならば俺は生まれてきてすらいない。

俺という個体を作り上げた両親、その両親をつくった祖父母。

歴史は縦に横に?そんなレベルじゃない。

それこそ宇宙が広がっていくように、縦にも横にも斜めにも、

一瞬一瞬を重ねるごとに100年とか100光年とか、時間軸も距離も越えた規模で広がってる。

そういった螺旋が嫌になった、そんな5年前の時期。

《俺の人生はまだあと50年以上も続く。そんな長い時間を生きるのは、嫌だ。》

切にそう思っていた。

『願わくば死にたい』そう脳の片隅に置くようになった。

ある日の夕方、学生が電車に飛び込んだというニュースを、

内職をしている母の横に座って何気なく見ていた。

そのとき母親は何故か涙目になりながら言った。「死のうなんて、考えないでね」って。

そこから俺は死ぬ事は考えないでおこう、と思った。

でも何十年と続く人生にはあきれたままだった。

何が言いたいかっていうと俺はバカだっていうこと。

多くの人々に支えられて自分がいるにも関わらず、それを呪っていたということ。

俺は、弱い。 誰かが居ないと、生きていけない。

今俺がある程度のポジティブを保っていられるのも 皆のおかげ。

《誰か》は「それを弱いとは呼ばない」というかもしれない。

確かにそうだ。人は皆孤独では生きていけないのだから。

でも、俺は弱いのだ。『遠くに居ても繋がっている』なんて陳腐な言葉は信じきれない。

誰かが目に見えるとこにいないと、俺は不安で不安でたまらなくなっていた。

でも気付いた。本当の、 信じられる人 というものに。

そいつが居れば元気でいられる。 そいつなら、俺の暗い部分もさらけ出せる。

そんな奴が俺には、いてくれる。一人だけじゃない、たくさん。

そんなことを胸に刻んで、これからの何十年という

「暗く辛い、しかし対価のある」人生を、生きていくのだ。

ありがとう。『そんな奴ら』。

そんなことを考えた、「秒速5センチメートル」を見た後の、

「秒速じゃ測り知れない時間で過ぎていく日々の中」にいる昼下がりの俺。

by naoyataka | 2010-11-22 15:59 | ネガッチ・語り
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繋がる空とすべての物語


by 久我思人
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